概観
初めに、Diet二キシーのPCBボードを眺めることから始めましょう。
これからDiet二キシーの組み立てを実際に始めていきます。 それぞれの部品を正確に組み立てられれば簡単にDiet二キシーが完成します。
PART 1 - 5Vレギュレーター
まず5V電源に必要な部品を集めます。 9Vの電源ジャックから電圧を流し、5Vの電圧を安定的に作り出す装置です。 マイコンやその他装置を作動させます。
必要な部品
- 1x 2.1mm 電源ジャック
- 1x PTCヒューズ
- 1x 1N4001 ダイオード
- 1x 47µF 電解コンデンサ(茶 C3)
- 1x 47µF 電解コンデンサ(黒 小 (C4)
- 2x 0.1µF 電解コンデンサ(青 小 C2, C5)
- 1x 7805 レギュレーター
- 1x ネジ
- 1x ナット
ステップ 1a
1N4001ダイオードの設置から始めます。 PCBボードの左上部分に1N4001と印字された位置に設置します。 ダイオードがいくつもあるので、間違えないようにしましょう。
白い線の入った黒色ダイオードで、1N4001と印字もされています。
ダイオードの両足を90度に曲げます。 差し込む向きは、ダイオードの白線がフットプリント図上の線上に来るように差し込んで下さい。
差し込んだら、ボードの裏側からピンセットで足を引っ張りダイオードがぴちっとPCBボードに添うようにします。 ダイオードが抜け落ちないように、足を折り曲げてはんだ付けします。
Turn the board over and solder the two legs.
余分な足をカットします。 カットする際、足が飛ばないように注意して下さい。
この先のステップでも、抵抗器、コンデンサ、その他ダイオード等の2本足の部品は、このようにしてはんだ付けをして下さい。
ステップ 1b
次に、青色の0.1µFセラミックコンデンサー2本をC2とC5に設置します。 両足を曲げて差し込み、はんだ付けをします。先ほどのダイオードと同じ要領です。
セラミックコンデンサは極性を持たないので、どちら向きでも構いません。ステップ 1c
次は、茶色の%= micro(47) %>電解コンデンサをC3の位置にはんだ付けします。
電解コンデンサには極性がありますので、正しい方向で差し込む必要があります。長い方の足を四角い穴に通し、短い方は丸い穴 (マイナス記号が印刷されている) に通します。ステップ 1d
次は、黒色の47µF電解コンデンサをC4の位置にはんだ付けします。
電解コンデンサには極性がありますので、正しい方向で差し込む必要があります。長い方の足を四角い穴に通し、短い方は丸い穴 (マイナス記号が印刷されている) に通します。ステップ 1e
7805 5V電圧調節器をIC3の位置にはんだ付けします。 足は90度に折り曲げ、穴はPCBボード上の穴に合うように差し込みます。
ネジをナットで固定してからはんだ付けをし、余分な足をカットします。
ステップ 1f
次はPTCヒューズです。黄色い大きめの円盤の形をしています。 他に小さな黄色い部品がありますが、間違えないようにして下さい。 PCBボードの左上部分にはんだ付けします。
この部品は差し込む向きはどちらでも構いません。
ステップ 1g
2.1mm電源ジャックをはんだ付けします。位置はPCBボードの左上部分です。写真を参照して下さい。 三つの穴に合うように差し込みます。 裏返した時にうまく固定できなければ、マスキングテープを使って固定してからはんだ付けをして下さい。
まず、足を1本だけハンダ付けし、部品の方向が正しいことを確認します。もし間違えた場合は、もう一度ハンダごてを当てて、必要に応じて調整します。正しい方向で取り付けられていることが確認できれば、残りの足をハンダ付けします。ステップ 1h - Testing the 5V supply 5V電源のテスト
9Vの電源ジャックを差し込み、コンセントを繋ぎます。 電圧計測器をセットして計測しましょう。
PCBボードの左下部分にGNDと印字された穴があります。そこに黒い探針を当てます。
ステップ 1eで設置した5V電圧調節器の下部分にTP1と印字された穴があります。 そこに、赤い探針を当てます。
計測器が大体5Vを指していればOK。 電源ジャックを抜いて下さい。
もし電圧が5Vにならなかった場合は、これまでの行程作業を振り返って 部品が正しい場所に設置されているか、はんだ付けがうまくできているか再度確認して下さい。 黄色のPTCヒューズをそっと触ってみて、もし熱ければ、どこかにショートした箇所があると考えられます。
必ず電圧が5Vになるのを確認してからPART2に進んで下さい。もし5Vにならなかった場合はPART 2に進まないで下さい。
PART 2 - 180V電源
5Vの電圧が正しく流れることが確認できたら、次は180Vの電源に進みます。 二キシー管を作動させるには180Vが必要で、9Vの電源ジャックから電圧を流し、DC/DC変換器で出力電圧を180Vに設定します。
重要: このステップが終了したら、PCBボードには180Vの電圧が流れる状態になります。 電源を入れる時は決してボードに触れず、作業が必要なときは必ず電源を切ってからにして下さい。
必要な部品
- 1x DIP-8 ソケット
- 1x MC34063 DC-DCコンバーター
- 2x 0.1µF セラミックコンデンサ (青) (C13, C14)
- 1x 470pF セラミックコンデンサ (黄) (C12)
- 1x IRF740 MOSFET
- 1x ねじ
- 1x ナット
- 1x MPSA55 トランジスタ
- 1x 1N914 ダイオード (赤)
- 1x 1N4937 Diode (黒)
- 1x 2.2µF/250V 電解コンデンサ (青または黒)
- 1x 47µF トランジスター (青または黒)
- 1x 100uH インダクター
- 1x 1kΩ (茶黒赤金) 1/6W 抵抗 (R21)
- 1x 820kΩ (灰赤黄金) 1/4W blue 抵抗 (R22)
- 1x 5.6kΩ (緑青赤金) 1/4W blue 抵抗 (R23)
ステップ 2a
抵抗器をはんだ付けすることから始めます。
- 1x 1kΩ (茶黒赤金) 1/6W 抵抗 (R21)
- 1x 820kΩ (灰赤黄金) 1/4W blue 抵抗 (R22)
- 1x 5.6kΩ (緑青赤金) 1/4W blue 抵抗 (R23)
もし値が不安であれば、計測器でチェックして下さい。 R22とR23の抵抗器でDC/DC変換機の出力電圧を設定し、180Vの電圧を作り出します。 抵抗器を間違えると、出力電力に間違いが出ます。
ステップ 2b
次に、1N4937 と 1N914のダイオードをはんだ付けします。 1N4937ダイオードは、黒色で白いストライプが入っていて、1N4937と印字されています。 1N914ダイオードは、小さい赤色で黄色のストライプが入っています。 それぞれPCBボード上に”1N4937” ”1N914”と印字されている箇所に設置します。
ストライプがフットプリント図上の線に合うように置いてはんだ付けします。
ステップ 2c
次は、3本のセラミックコンデンサです。 種類は2種類あります。
- 2x 0.1µF セラミックコンデンサ (青) (C13, C14)
- 1x 470pF セラミックコンデンサ (黄) (C12)
青色0.1mFセラミックコンデンサ2本はC13, C14の位置に、 黄色470pFセラミックコンデンサ1本はC12の位置に設置してはんだ付けして下さい。 位置は写真で確認して下さい。
黄色いセラミックコンデンサは他に1本入っていますが、 470pFは一番小さい物です。
ステップ 2d
次に8-pin DIP ソケットです。PCBボード右端のIC5にはんだ付けしますが、 半円がフットプリント図の半円の上に来るように合わせて下さい。
この部品は、ハンダ付けのためにボードを裏返すと抜け落ちてしまうかもしれません。マスキングテープなどを使って、部品が落ちないように押さえておくと良いでしょう。まず、足を1本だけハンダ付けし、部品の方向が正しいことを確認します。もし間違えた場合は、もう一度ハンダごてを当てて、必要に応じて調整します。正しい方向で取り付けられていることが確認できれば、残りの足をハンダ付けします。ステップ 2e
次はMPSA55トランジスタです。
MPSA55と印字されているものを選んで下さい。同じようなトランジスタが沢山入っているので 間違えないようにして下さい。位置はPCBボード右上のQ2です。
トランジスタには極性がありますので、正しい向きで取り付ける必要があります。トランジスタの半円形を、ボード上に印刷された半円と合わせるようにしてください。まず、足を1本だけハンダ付けし、部品の方向が正しいことを確認します。もし間違えた場合は、もう一度ハンダごてを当てて、必要に応じて調整します。正しい方向で取り付けられていることが確認できれば、残りの足をハンダ付けします。ステップ 2f
IRF740 MOSFETに進みます。 PART1の電圧調節器と同じ形をしています。 PCBボード右上のQ3の位置に足を90度に折り曲げて差し込み、先にネジをナットで固定します。 しっかり固定できたらはんだ付けをして余分な足をカットします。
ステップ 2g
次は!ENDMARKER!インダクターです。プラスチックの筒の中にコイルが入っているもので、L1の位置(PCBボード上あたり)に設置します。 極性を持たないのでどちら向きに差し込んでも構いません。はんだ付けして余分な足をカットして下さい。
ステップ 2h
茶色の47µF電解コンデンサをC10の位置(!ENDMARKER!インダクター/L1の下)にはんだ付けします。
電解コンデンサには極性がありますので、正しい方向で差し込む必要があります。長い方の足を四角い穴に通し、短い方は丸い穴 (マイナス記号が印刷されている) に通します。ステップ 2i
次に青色の2.2µF/250V 電解コンデンサをC11の位置(!ENDMARKER!インダクター/L1の下)にはんだ付けします。 足を90度に折り曲げて差し込みます。
電解コンデンサには極性がありますので、正しい方向で差し込む必要があります。長い方の足を四角い穴に通し、短い方は丸い穴 (マイナス記号が印刷されている) に通します。ステップ 2j
次は、MC34063 8-pin DIPチップです。チップには、MC34063または、063ECと印字されています。 IC5の8-pinソケットに差し込みます。
ICチップは正しい方向で取り付ける必要があります。チップ上面の半円 (またはドット) を、ボード / ソケットに印された半円と合わせてください。ステップ 2k
警告: ここからは、ボードに電源が入っていると180Vの電圧が流れます。 電源が入っている時にボードに触れるのはとても危険です。 また180Vの電圧が流れるエリアに触れると非常に危険ですので触れないように注意して下さい。 |
それでは180Vの電源をテストしてみましょう。
9Vの電源ジャックを差し込んで、コンセントを繋いで下さい。 計測器をセットして、電圧を計ります。
PCBボードの左下部分にGNDと印字された穴があります。そこに黒い探針を当てます。
ステップ2h と 2iで設置した茶色とブルーの電解コンデンサの間にTP2と印字された穴があります。 そこに、赤い探針を当てます。
電圧が170-185Vを示せばOK。
正しい電圧180Vであることを確認してからPART3に進みます。 もし180Vの電圧でない場合は、次に進めません。
PART 3 - 82V電源
次のステップでは82Vの電源に必要な部品を追加していきます。 この82Vは180Vの電源から引っ張ってきて、 二キシーカソードを作動させるHV5812ドライバーというものに使います。
必要な部品
- 1x 0.1µF/100V 黄色セラミックコンデンサ (C9)
- 1x 82V Zener ダイオード
- 1x 390kΩ (橙白黄金) 抵抗 (R11)
- 1x 0.1µF 青色セラミックコンデンサ (C8)
- 1x PLCC-28 ソケット (IC4)
ステップ 3a
390kΩ (橙白黄金)からはんだ付けをします。 PCBボード中央上部 R11の位置です。
ステップ 3b
次は82V Zener ダイオード(ダイオード残りの一本)です。 ステップ 3a/ R11のすぐ左 82Vと印字されている箇所です。 フットプリント図の白線の上にダイオードの黒い線が来るように差し込んではんだ付けします。
ステップ 3c
次は2本の0.1µFセラミックコンデンサです。 黄色のセラミックコンデンサはC9へ、青色のセラミックコンデンサはC8へ差し込んではんだ付けします。
セラミックコンデンサは極性を持たないので、どちら向きでも構いません。ステップ 3d
PLCC-28ソケットはIC4の位置(PCBボード中央部分)へ、フットプリント図に合うように差し込みます。
この部品は、ハンダ付けのためにボードを裏返すと抜け落ちてしまうかもしれません。マスキングテープなどを使って、部品が落ちないように押さえておくと良いでしょう。まず、足を1本だけハンダ付けし、部品の方向が正しいことを確認します。もし間違えた場合は、もう一度ハンダごてを当てて、必要に応じて調整します。正しい方向で取り付けられていることが確認できれば、残りの足をハンダ付けします。ステップ 3e
それでは82Vの電源をテストしてみましょう。
9Vの電源ジャックを差し込んで、コンセントを繋いで下さい。 計測器をセットして、電圧を計ります。
PCBボードの左下部分にGNDと印字された穴があります。そこに黒い探針を当てます。
PCBボード中央上部にTP3と印字された穴があります。そこに、赤い探針を当てます。
電圧が78-84Vを示せばOK。
電圧が82Vであることを必ず確認してからPART4に進みます。 もし82Vの電圧でない場合は、次に進めません。
PART 4 - リアルタイムクロック
リアルタイムクロック(RTC)は、時計を正確に動かします。 バックアップバッテリーを付けることで、主電源を抜いても時間をキープできます。
必要な部品
- 1x 32kHzクリスタル
- 1x DIP-8ソケット
- 1x 0.1µF青色セラミックコンデンサ (C1)
ステップ 4a
青色セラミックコンデンサをC1の位置へはんだ付けします。(PCBボードの左あたり)
セラミックコンデンサは極性を持たないので、どちら向きでも構いません。ステップ 4b
次に、32kHzクリスタルの足を90度に折り曲げ、電源ジャックの真下の位置に差し込みます。 差し込む向きはどちらでも問題ありません。
ステップ 4c
次に8-pin DIPソケットをIC2の位置(PCBボード左)にはんだ付けします。 半円部分がフットプリント図の半円に合うように置きます。
この部品は、ハンダ付けのためにボードを裏返すと抜け落ちてしまうかもしれません。マスキングテープなどを使って、部品が落ちないように押さえておくと良いでしょう。まず、足を1本だけハンダ付けし、部品の方向が正しいことを確認します。もし間違えた場合は、もう一度ハンダごてを当てて、必要に応じて調整します。正しい方向で取り付けられていることが確認できれば、残りの足をハンダ付けします。ステップ 4d
次にDS1307 8 DIPチップです。
ICチップは正しい方向で取り付ける必要があります。チップ上面の半円 (またはドット) を、ボード / ソケットに印された半円と合わせてください。ここではテストは特に必要ありません。PART5に進んでください。
PART 5 - 色々な抵抗器
Diet二キシーは沢山の抵抗器を必要とします。 このステップではそれら抵抗器を設置していきます。
抵抗器の種類、値に注意して正しいものを設置して下さい。 間違えてしまうと、Diet二キシーがうまく機能しません。
抵抗器はストライプで色分けされています。 もし不安であれば、計測器で値をチェックして下さい。
必要な部品
- 4x 82Ω (灰赤黒金) (R4, R5, R9, R20)
- 1x 10kΩ (茶黒橙金) (R3)
- 2x 4.7kΩ (黄紫赤金) (R1, R2)
- 2x 10Ω (茶黒黒金) (R6, R8)
- 2x 3.3kΩ (橙橙赤金) (R7, R10)
ステップ 5a
82Ω (灰赤黒金)の抵抗器4本をそれぞれR4,R5,R9,R20の位置にはんだ付けします。
これらの抵抗器はLEDバックライト用で、二キシー管のフットプリント図周辺に設置します。
ステップ 5b
10kΩ (茶黒橙金)の抵抗器はR3(リアルタイムクロック真下)の位置にはんだ付けします。
ステップ 5c
4.7kΩ (黄紫赤金)の抵抗器2本は、R1 R2の位置(リアルタイムクロックの下)にはんだ付けします。
この2本の抵抗器は、TWI/I2Cバス用のpull-up抵抗器です。
ステップ 5d
10Ω (茶黒黒金)の抵抗器2本はR6 R8の位置(PCBボード中央下 "ROTARY"近く)にはんだ付けします。
ステップ 5e
最後は、3.3kΩ (橙橙赤金)の抵抗器2本をR7 R10の位置(PCBボード中央あたり)にはんだ付けします。
PART 6 - マイコンとその他パーツ
次は、マイコンとその他のパーツを設置します。
必要な部品
- 2x 0.1µF セラミックコンデンサ (C7, C8)
- 2x 2N7000 トランジスタ (Q1, Q2)
- 1x 28-pin ICソケット
- 1x Atmega328P マイコン
- 1x バッテリーホルダー
ステップ 6a
0.1µF青色セラミックコンデンサ2本をC7 C8の位置(左から2本目の二キシー管の周辺)にはんだ付けします。
セラミックコンデンサは極性を持たないので、どちら向きでも構いません。ステップ 6b
次に2N7000トランジスタ2本をQ1 Q2の位置(Q1は二キシー管1本目と2本目の間、Q2は4本目の下)にはんだ付けします。 注:プリントのミスによりQ2が二つあります。 左から4本目の二キシー管の上と下です。ここでは下のQ2に設置して下さい。
フットプリント図の半円の形に合うようにトランジスタの向きに気をつけて設置して下さい。
ステップ 6c
次に、バッテリーホルダーに取りかかります。 PCBボードの中央下部分に、バッテリホルダーのフットプリント図があります。 その中の四角いパッドに少量のはんだを溶かして下さい。こうすることでバッテリーホルダーがボードにぴたっと密着します。
ステップ 6d
それではバッテリーホルダーをフットプリント図に合うようにはんだ付けします。
この部品は、ハンダ付けのためにボードを裏返すと抜け落ちてしまうかもしれません。マスキングテープなどを使って、部品が落ちないように押さえておくと良いでしょう。この部品はハンダ付けの際にとても熱くなるので、手で触れる場合は気を付けてください。ステップ 6e
次に、28-pin ICソケットをIC1の位置(PCBボード左下部分)にはんだ付けします。
ソケットの半円がフットプリント図の半円の上に来るように置いてはんだ付けします。
この部品は、ハンダ付けのためにボードを裏返すと抜け落ちてしまうかもしれません。マスキングテープなどを使って、部品が落ちないように押さえておくと良いでしょう。ステップ 6f
次に6ピンオスヘッダーをPCBボード一番左部分に設置します。 写真のように足の長い方が上になるようにしてはんだ付けして下さい。
ステップ 6g
それではマイコンを28-pinヘッダーに設置します。 マイコンの半円がソケットの半円の上に来るようにして下さい。
まず、足を1本だけハンダ付けし、部品の方向が正しいことを確認します。もし間違えた場合は、もう一度ハンダごてを当てて、必要に応じて調整します。正しい方向で取り付けられていることが確認できれば、残りの足をハンダ付けします。PART 7 - 二キシーアノードドライバー
次に、二キシーアノードを動かすのに必要な高電圧トランジスタと抵抗器を設置します。
必要な部品
- 4x 33kΩ (橙橙橙金) (R12, R13, R14, R15)
- 2x 10kΩ (茶黒橙金) (R16, R18)
- 2x 470kΩ (黄紫黄金) (R17, R19)
- 2x MPSA92 トランジスタ (Q5, Q6)
- 2x MPSA42 トランジスタ (Q7, Q8)
ステップ 7a
33kΩ (橙橙橙金)の抵抗器4本から始めます。 それぞれをR12 R13 R14 R15の位置(PCBボードの右下あたり)にはんだ付けして下さい。
ステップ 7b
次は10kΩ (茶黒橙金)の抵抗器2本をR16 R18の位置(PCBボードの右下あたり)にはんだ付けします。
ステップ 7c
残りの470kΩ (黄紫黄金)の抵抗器2本をR17 R19の位置(PCBボードの右下あたり)にはんだ付けします。
ステップ 7d
次は、MPSA42トランジスタに移ります。 MPSA42トランジスタの足の間隔はMPSA92よりも広く、またMPSA42と印字されているので見分けがつきます。
Q5 Q6の位置(PCBボード右下あたり)の半円のフットプリント図に合うようにはんだ付けして下さい。
ステップ 7e
次にMPSA92トランジスタ2本をQ7 Q8(PCBボードの右下あたり)に設置します。 フットプリント図の半円に向きを合わせてはんだ付けして下さい。
PART 8 - Buttons, Rotary, Piezo and Driver
残りのパーツを設置していきます。
必要な部品
- 1x ブザー
- 1x ロータリーエンコーダ
- 1x Button
- 1x HV5812 driver
- 1x CR1220 Battery
ステップ 8a
”BUZZER”と印字された位置(PCBボードの右下)にブザーをはんだ付けします。
圧電素子には極性がありませんので、どちら向きでも構いません。ステップ 8b
次に、ボタンをブザーの左下部分にはんだ付けします。
ステップ 8c
ロータリーエンコーダは"ROTARY"と印字された位置(PCBボード中央下)にはんだ付けします。 左側3本足、右側2本足になるように差し込みます。
ステップ 8d
それでは、ソケットにHV5812チップを挿入します。 写真を見て挿入する向きを確認して下さい。 向きを間違えて挿入すると、取り出すのが非常に難しいです。
バッテリーをプラス+が上になるように入れて下さい。
PART 9 - テスト
電源を入れてビーっという時計が動き出す音が確認できたら電源を切ります。
PART 10 - 二キシー管
次に、ニキシー管を差し込みます。
IN-2ニキシー管はとても壊れやすいので、余分な力を加えすぎないように注意してください。もし壊れたら、決して、動作しません。
まずピン状の先端の位置を決めてください。4本のニキシー管の足をひとつずつ差し込んでいきます。ずっと奥まで入るだけ差し込みますが、無理な力を加えてはいけません。
どれでもいいので一本ずつ順に、始めてください。
PCBボードの左端のプリントパターン部分に差し込みます。 足の向きはが不揃いの場合、差し込む前にまっすぐに伸ばす必要があるかもしれません。 揃っていない足をそっと触って動かしますが、決して管を壊すことのないよう、十分にご注意ください。
差し込みができたら、裏側から足の一本をはんだ付けします。 管と足がボードに対して平行にになるように、他の足のはんだ付けをする前に確認してください。
裏側に足のピンが余分に突き出ていても、切ってはいけません。 切ると損傷を与えるかもしれません。
その他の管も同様にしてください。 この絵は、4本の管の取り付けの後ボードがどのように見えるかを示しています。
PART 11 - 動作チェック
次に、ボードの電源を入れてすべての管が動作することを調べます。
電源を入れ、管に数字が表示されるのを待ちます。 そして、(右下端の) アラームボタンを押したままにします。 数秒後にビープ音が聞こえ、管は0から9の数字を表示し、その表示を順に回転させます。 すべての数字が光ることを確認してください。 もしうまくいかなければ、戻ってはんだ付けの確認をしてください。
注意: 管は場合によって電源投入時に一瞬ぼんやりとした黄色の 「像」 を映すことがあります。 これは正常な動作であり、御心配には及びません。
PART 12 - 筺体
これはケースの部品です。
アクリル板に貼ってある保護フィルムは組み立て前に剥がしてください。
ステップ 12a
ねじ釘の入った袋を開けて、4つの長いスペーサーを取り出してください。 雌ねじ-雄ねじのスペーサーと、短いスペーサー (雌ねじ-雌ねじ) です。
長いスペーサーが正面側に付き、短いスペーサーが背面側から締め付けます。
正面の姿:
裏面の姿:
追記: IN-2ニキシー管のニップル (波紋) の配置は管ごとに大きく異なっています。 左下のスペーサー右端の管のニップルのごく近くになります。 もしそれがスペーサーに触れてしまい、まっすぐに立たないようなら、2つのニキシー管の配置を入れ替えてみてください。(ニップルの配置が異なる管の場合)
繰り返しますが、IN-2管の取り扱いに注意して下さい。不用意な力が加わるとガラスの被覆が壊れます。
ステップ 12b
まず、4つの長いスペーサーに4つのプラスティックねじを付けます。
ステップ 12c
ロータリーエンコーダつまみの上にボリュームのつまみを付け、1.5アランビットまたはT-6トルクスビットを使用して固定します。
ステップ 12d
トップ板を取り付け、4つの黒いアレンねじを用いて締め付けます。
ステップ 12e
背面板を取り付け、4つの短いプラスチック製のねじで締め付けます。
ステップ 12f
次に、2つの側面版の準備をします。下図に従って向きを決めてください。
4つの短い金属ねじと4つの曲げてある取り付け金具を用います。 取り付け金具の長い側が側面板になるように取り付けてください。 短い側が筺体の本体側になり、次のステップで取り付けます。
ステップ 12g
次に、残っている4つの短い金属ねじを、側面板を筐体の上側と右側に取り付けるのに使います。
上側:
右側:
ステップ 12h
黒の長いビスとねじを取り出してください。
ボタンのすぐ上、筐体の右下隅の穴にビスを押し込みます。その下にねじを取り付けて、 ビスが直接ボタンの上に固定するようにします。ビスを押すとボタンが下がることを確認します。
ステップ 12i
次に、足を固定します。正面板のスロットを用いてカチッと音がするまで嵌め込みます。
出来上がり: